ITストラテジスト合格記
受けようと思った理由
これまでインフラエンジニアとして働いてきた私ですが、将来的には上流工程に関わる仕事をしたいと考えるようになりました。そこで自分の実力を試すために、ITストラテジストの資格に挑戦することにしました。
インフラエンジニアとしての経験は豊富にありましたが、企業の経営戦略やIT戦略の立案・推進といった分野は未経験でした。だからこそ、この試験を通じて体系的に学習し、自分のキャリアの幅を広げたいと思ったのです。
スケジュールと勉強法
私の受験対策は以下のような流れで進めました:
午前1・午前2対策
- 午前1は免除:過去の高度試験合格により免除されていたため、この部分の対策は不要でした
- 午前2の対策:参考書を使用して基本的な知識を習得しました
午後1対策
参考書をベースに学習を進めました。試験1ヶ月前からは毎日午後1の過去問を1問ずつ解くことを日課にしました。
実際にやってみると、午後1は技術的な問題というよりも国語の問題だなという印象を強く受けました。問題文をしっかり読んで、何を求められているかを理解できれば、それほど難しくありません。慣れてくると時間はかなり余るようになりました。
午後2対策(論文)
正直なところ、午後2には手を付けるのが億劫で、試験の2週間前まで何もしていませんでした。これは今思えば危険だったと反省しています。
しかし、最後の2週間で集中的に対策を行いました:
- テーマを一つ決定:まず自分が書きやすそうなテーマを一つ選びました
- ChatGPTを活用:そのテーマについて、3日くらいかけてChatGPTに論文の完全版を作成してもらいました
- 応用練習:作成した論文をもとに、いろんな過去問に適用できないかを考える練習をしました。この練習もChatGPTに助けてもらいながら進めました
参考書について
参考書は年末に購入し、ゆ〜っくりと読み進めました。使用したのは以下の書籍です:
2025-2026 ITストラテジスト「専門知識+午後問題」の重点対策
この参考書は体系的に知識がまとめられており、午後問題の対策にも役立ちました。
情報処理安全確保支援士試験との違い
以前投稿した情報処理安全確保支援士の受験記と比較して、いくつかの違いを感じました:
試験の構成
- ITストラテジスト:午前1・午前2・午後1・午後2(論文)の4部構成
- 情報処理安全確保支援士:午前1・午前2・午後の3部構成(令和5年度から統合)
難易度の感覚
- ITストラテジスト:午後2(論文)だけがしんどいですが、全体的な内容の難易度としては情報処理安全確保支援士の方が難しいと感じました
- セキスペ:技術的な深い知識が要求される場面が多く、問題文も複雑
勉強の進めやすさ
- ITストラテジスト:経営や戦略に関する内容なので、実務経験がなくても理解しやすい部分が多い
- セキスペ:技術的な専門知識が前提となるため、基礎知識がないと理解が困難
午後2(論文)の存在
ITストラテジストの最大の特徴は午後2の論文試験です。これは情報処理安全確保支援士にはない形式で、独特の対策が必要でした。ただし、一度コツを掴めば安定して点数を取れる部分でもあります。
まとめ
ITストラテジストの受験を通じて、企業経営とITの関係性について体系的に学ぶことができました。特に、IT戦略の立案プロセスや、経営層への提案方法など、今後のキャリアで活かせる知識を身につけることができたと思います。
午後2の論文対策は最初は戸惑いましたが、ChatGPTをうまく活用することで効率的に準備することができました。AIツールの活用も、現代の学習スタイルの一つとして有効だと感じています。
情報処理安全確保支援士と比較すると、技術的な深さではセキスペの方が上ですが、ITストラテジストは経営的な視点を養うのに適した試験だと思います。どちらも価値のある資格ですが、自分のキャリア目標に合わせて選択するのが良いでしょう。
注記:合格発表は7/3の予定です。もし落ちていたら、この記事は削除してください。